お金は生活に無くてはならないものです。進学するための学びにもお金は必要ですし、人生を豊かにしてくれる旅や趣味にもお金は必要です。
お金に対する感覚、価値観は人それぞれなのですが、お金に対して異常に執着してしまう人がいます。この「お金に執着する人」についていろいろと調べまとめてみました。
お金の使い道やお金の存在とは?
お金を使おうと思ったら、いつでもどこでも使える状況にあります。様々なサービスや産業が生まれていて、ちょっと面倒だな・・・なんて思ったら洋服のお洗濯も部屋のお掃除も、専門の業者に頼んで「お金」と「面倒な掃除や洗濯などの作業」と交換することができ、晴れて自由な時間を手に入れる事も可能です。
つまり、お金の使い道」は欲しい「物」を買うだけに留まらず、サービスや掛け替えのないものにも使えます。
そして、お金が多ければあらゆる欲しい物、サービスに使う事ができますし、お金が無ければ欲しい物、サービスに使うには限定されることもあるかもしれません。
物を手に入れる、サービスを手に入れるために使うお金の力は、お金が少ない人よりも多い人ほど力強く感じられてしまいます。もちろん、持っているお金の影響力も計り知れません。
経済大国、資本主義社会である私たちの国は、基本的はお金には手に入れる力、周囲への影響力が基準になってしまうことが一般的です。
銀行からお金を借りる・・・そんなケースでも職業、貯蓄高など「お金」によって信用を図ります。
お金は無いよりもあった方がいいのは確かです。
悩める「お金」
お金で悩むのは多くは、「お金がない」というという点です。満たされない感覚、足りていない感覚、または感情などがお金に絡むこともありますが、もちろん「多くのお金」も悩みの種になることがあります。
多くのお金は満たされて満足しているじゃないか?と思いがちですが、失ってしまう事や減ってしまう事日しての恐怖感、不安感を抱いてしまいます。
お金がない、多くのお金・・・どちらも感覚的には個人差があるものですが、多かれ少なかれ誰にでも持っている気持ちです。
これが極端に表れてしまう人ほど、お金への執着が見えてしまう事もあります。
お金の話題が多い人は・・・
どのような会話をしていてもお金を話題にする人がいます。お金の話をする人は日本人は嫌う人が多いですし、あれは高い、これは安いとお金の話題ばかりに終始していると「お金にがめつい」と言われてしまいます。
お金の話題が多い人ほど、自分だけに意識が向いています。お金に限らずあらゆる物事が損をしたか?得をしたか?に集約されていて、損してしまったら自分の評価をさげてしまっています。
つまり、自分自身の能力のものさし、自分自身への評価基準が「お金」になってしまっているのです。
アイデンティティがない
お金を話題にする人は、「自分が大好きで自分へ向ける意識が高いのに、自分のアイデンティテイを持ち合わせていません。
アイデンティティがないために、自分自信の価値をお金で換算しようとするあまりに、お金に執着してしまっている状態なのです。
アイデンティティ・・・私は○○が好き、私は○○するのが得意、私は〇〇をしている者である
自分を評価するだけの何かを手に入れたら、お金への執着は薄れるかもしれません。
満たされるものとは?
アイデンティティがないからお金に執着する・・・という話をしましたが、分かりやすく説明してみましょう。
例えば、バンギャルさん(バンドを追っかける人、必死で応援している人)は、大企業に勤めていて収入が多かった人でも、いつでも休めないから、バンドのライブに行けなくなるから・・・と低賃金のフリーターになる人が多いものです。
バンギャルさんは、自分は○○のバンドが好きです。ということがアイデンティティです。好きだからライブに行きたい、お金は必要だけど、ライブに行けるだけあればいい、他の事にお金は使わなければいいという発想です。
だから、収入の上下はさほど問題にはしないのです。自分は〇〇のバンドが好きだから、ライブに行くことで満たされているのです。
こういう人、知り合いにいました。(笑)大手の都市銀行を辞めて、フリーターになって今ではきっと立派なオバンギャ?になっていることでしょう。
アイデンティティが無いお金に執着する人は・・・
アイデンティティが無いために、自分への価値を「お金」で図り、お金に執着している人は、日頃の微々たるお金にも敏感になり、「得する」と考える方へと行動します。
それでいて、お金を使うシーンでは自分を満たすだけの「欲しい物」も特にありません。ですから、金額で得をしたいと考えますし、納得のできる金額であればその場では満たされています。
しかし、買い物をしたその瞬間だけです。自分を満たす「物事」が無いために、「お金」で自分を満たそうとしてしまいます。
いつまでも無限に心は満たされない状況が続いています。いつまでも自分の心が満たされないので、他人への喜びよりも自分の喜びが最優先になってしまいます。
自分が得をして、満たされ、喜びを感じる事に執着します。=お金への執着です。
実際にこのような人はいらっしゃいます。時間はお金では買えない・・・なんて言葉がありますが、相手の時間を奪う事へも執着したりします。
周囲の人に対しての配慮や、思いやりの気持ちが欠けた行動をする人・・・そんな人は嫌われてしまいます。周囲の人からの評価が得られずより一層満たされない心、幸せを感じる事ができない生活を送ることになるでしょう。
ちょっとしたどん底人生に感じてしまいますね。そうならないために、自分がどうありたいのか?自分はどうあるべきなのか?見つめてみましょう。