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カシューナッツは独特の歯ざわりと独特の甘みは、クセになるおいしさで世界で人気のナッツですが、好き嫌いは分かれるかもしれません。
カシューナッツは栄養豊富でスーパーフードの一つです。原産国は中南米、ウルシ科の植物でカシューアップルという洋梨の形の果実に、殻がついた種子をつけます。
勾玉の形の種子の殻を取り除くと、カシューナッツです。カシューアップルという果実も食べられていますが、傷みやすいために流通が困難であることから生産地でのみ食されています。
現代は主食としてナッツを食べる事はなくなっていますが、昔は保存のできる主食に近いものとして食べられていたようです。
そんなカシューナッツの栄養や効果、アレルギー、ダイエットなどについてまとめています。
カシューナッツの栄養と効果効能
ナッツ類の主成分と言えば脂質ですが、ナッツの中でも脂質が最も少ないのがカシューナッツです。脂質は全体の約47%程度で、オメガ9のオレイン酸を多く含んでいます。
オレイン酸はオリーブオイルにも含まれ、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やしてくれます。動脈硬化、心疾患を予防する効果が期待できます。
ミネラルも多く含み、亜鉛、セレン、銅、鉄、モリブデンなどです。ミネラルが不足しがちな現代人にとって、手軽に摂取できる食材の一つです。
また、食物繊維も豊富なことから、腸の活動を活発にして便秘効果も期待できます。
鉄は貧血予防、亜鉛は代謝に影響があり、味覚障害を予防します。その他にもアミノ酸をバランスよく含んだタンパク質、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンKなどを含んでいます。
カシューナッツのカロリーは?ダイエットには向いている?
カシューナッツの栄養価の高さ、おいしさからどんどん食べたくなりますが、気になるのはカロリーではないでしょうか。
カシューナッツのカロリーは1粒で約9ckalです。これを見ると高カロリーな食品?と感じてしまいますが、糖質は1粒で約0.4gとかなり多めです。糖質はやや多く、エネルギー補給に最適なナッツと言えそうです。
栄養補給やおやつ感覚で取り入れるのが最適かもしれません。
オレイン酸を多く含むという話をしましたが、脂肪燃焼効果があるといわれていて、血行が良くなることで代謝が高まり、脂肪燃焼するなどがあります。
カシューナッツの食べ方は?
ナッツ類は、何といってもそのままの状態で、おやつ感覚で食べるのが最適ではないでしょうか。
より効果を高める食べ方は、牛乳も一緒に摂ると良いです。ビタミンEとタンパク質を摂るために、吸収率を高める効果が期待できます。
カルシウムが不足している日本人は、小魚と一緒に食べると食物繊維も摂ることができます。
すりつぶしてサラダやトーストにふりかけるのもおすすめです。また、中華料理などではカシューナッツ炒めも定番かもしれません。
カシューナッツの食べ過ぎはNG?摂取量の目安は?
カシューナッツは満腹感を感じにくいため、ついついたくさん食べてしまいがちです。しかし、カロリーと糖質が高めなので大量に摂取することは避けたいところです。
また、加工食品として販売されている場合、塩分、油分も多く添加されていることもあり、高血圧、肌荒れを招いてしまう可能性もあります。
できれば、塩分、油分が加えられていない無添加のカシューナッツがおすすめです。
カシューナッツの1日の摂取量目安は、片手で掴める程度の量が最適のようです。
カシューナッツアレルギーが心配?
カシューナッツは重篤なアレルギー症状になるため、アレルギー表示の推奨品目となっています。
アレルギーの主な症状は、呼吸困難、ショック症状、接触性蕁麻疹、全身蕁麻疹、喘息、結膜炎、血圧の低下などが起こり非常に危険な症状であることが知られています。
アレルギー症状が起こる年齢層は、乳幼児~成人と幅広い世代に起こる可能性があります。
耐性を得られにくいアレルギーで、食べ続けたとしても改善されることはないと言われています。
万が一カシューナッツアレルギーになった場合には、食べないことが一番です。アレルゲンは過熱してもパワーを消滅させることが難しいからです。
また、体力が弱っている時、疲れている時はアレルギーを誘発するため体調が良い状態の時に、適正量を食べるようにしましょう。
最後に
大人も子供も手軽に食べられるおやつとして人気のカシューナッツは、栄養面でも優れていることが分かりました。
比較的保存ができる食材の一つですし、持ちあるいて外出先でも食べたいですね。
食べ過ぎ、アレルギーに注意は必要ですが、私たちの暮らしに上手に取り入れていけば健康的な食べ物の一つではないでしょうか。