いじめ 問題 、学級崩壊、保護者達はどうしたらいいの?

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小学校に入学したら安心して学校生活を送り、楽しく過ごしてほしいものですね。しかし、我が子の学校で起こってほしくはないとも思いますが、【いじめ】は小学生から中学生にかけて起こり、昔とは違った形で深刻化しているとも言われています。

いじめの定義から見てみると、小学生のうちから小さないじめは起こっているもので、親や教師など大人が介入できる段階にあるうちに、共に手を取り合って解決させていく・・・という体験をさせていくことが大切なのではないでしょうか。

早い段階で悪い芽を摘み取る・・・と言うと言い方は悪くなりますが、早めの対応によってその後、中学生、高校生でのいじめを防止する事につながるようです。

いじめが起こるという事、いじめの原因や対策など様々な視点で情報をかき集めてまとめてみました。

 

じつは小学生のほうがいじめは多い

日本で公表されているいじめの調査報告などをみると、中学生のほうがいじめが多いという結果が得られているようです。しかし、子供が嫌だと思う行為をされている・・・という点で小さないじめも含めてみると、小学生の方が頻繁に起こっているとも言われています。

日本の調査結果では中学生がいじめが多いという結果に対して、他国の結果では小学生のほうが多いという結果を公表しているようです。

こうなると、調査基準や調査機関、調査方法などにも問題があるのでは?と疑問を抱いてしまいますが、物事の善悪の判断が未熟である・・という点で考えると、小学生の方が多いというのは当たり前の結果なのではないかなとも思います。からかい、仲間外れと言った事は、小学生なら面白がってやるとは、容易に予想ができます。

社会が複雑になり、子育て環境が大きく変化している

いじめはいじめる子の精神的なストレスの表れとも言われています。日本の社会、子育て環境は目まぐるしく変化をしています。安心、安全を求めて様々な環境が整えられている反面、子供達にとっては育ち方も大きく変化していて、子供の対人関係の機会が圧倒的に少なくなっている事から、昔と比べるととても未熟になっているようです。

 

いじめられることで深い傷を負う

いじめられてしまう事によって、子供は深い傷を負ってしまいます。いじめられる体験は、恐怖心や不安感を抱きますし、いじめられている理由について、自分が悪いのかもしれない・・という気持ちが芽生えてしまい自信を失ってしまいます。

本来であれば、いじめている子の方に問題があり責められるべきところですが、いじめられている子の方が自分を責めて自尊心を失ってしまうのです。

自尊心は、日本の小学生はとても低いという調査結果もあるようで、学校教育の現場でも子供達を褒める、その子一人一人の長所や力を認めるという事を実際に現場でも行っているようです。

自尊心があるからこそ、自分にも自信が持て、自分の目標や夢を持ち、生きる力の源になるのです。これらがいじめによって失われていくことは、耐えがたいものですね。

 

いじめるのは強者、権力者の犯罪・・・対等な関係性のいじめもある

いじめもある意味では、強者、権力者による犯罪という捉え方もできます。しかし、いじめの関係性は強者、弱者に留まりません。対等な関係のいじめも存在しているため、権力がある教師や親といった大人の介入によって、クラスでの組織が不安定になってしまい、学級崩壊が起こってしまうという構図も起こり得ます。

いじめをする子の多くは、いじめられる過去も持っています。ですから、自分もいじめられるのではないか?という恐怖感や不安感も持ち合わせています。対等な関係でのいじめでは、自分がいじめているという感覚が無いままにエスカレートしていくケースもあります。

対等な関係性の中でのいじめ、一般的なケースとは?

①からかいやすい子供に対して、頻繁にちょっかいを出す。⇒②からかいは遊びの延長ですが、エスカレートをして苦痛を感じるまで継続的に行われてしまう。⇒③毎日行われるようになり、繰り返しいじめへと発展していく。

このように段階的にいじめへと形を変えていくもので、いじめている子達は面白さや快感を得て、ターゲットを変えながら繰り返し連鎖的にいじめを繰り返していきます。

このようになると、いじめる子に同調しだす子も現れて、いじめられていた子もターゲットが変わればいじめに加担するようになります。

いじめは、いじめる子もいじめられる子も、自分の身に降りかかる事を恐れているために、友達関係はとても不安定な状態であり、破綻していると言ってもいいのかもしれません。

本来ならば、小学生にもなれば物事の善悪の判断も出来る事も増えていますが、精神的に追い詰められていると冷静な判断ができず、いじめたり、いじめられたりという渦中にいることになります。

また、クラス内だけにとどまらず、接触機会のある他クラスの子達に対しても同様の連鎖に巻き込むこともあります。このようないじめの連鎖が起こってしまうと、誰が加害者なのか?誰が被害者なのか?が判断できなくなり、根本的に解決する事が難しくなってしまうそうです。

そのため、現場では、鋭い眼で見抜き連鎖を断ち切る事をしなければなりません。

強者、いじめっ子の特徴とは?

我が子がいじめっ子だなんて・・・と、親の立場では自分の子供がいじめっ子であるという事は想像もしていないことが多いものです。

いじめられている時には、いじめている子をどうにか指導してほしい!と訴えますが、我が子がいじめっ子である場合には、我が子を守る事に躍起になってしまうもので、加害者になる事について極端に恐れるものです。

いじめっ子はどんな特徴なのか?

・男子、女子の間でも人気のある子

・とても攻撃的な子

・暴力も肯定的

・感情のコントロールができにくい、カッとする

・あらゆることに恐れず、優位たと考えているタイプ

・親子関係は良好ではない

いじめっ子は孤立しているタイプではなく、比較的人気者であり一目置かれている子に多いようです。しかし、子供の小集団の中での強者、権力者というタイプです。

また、いじめっ子は攻撃的なタイプである事が多いですが、このような人格形成された原因は、乳幼児期に温かい親子の関わりが無かった事や、しつけられるはずの時期に物事の善悪を教えられていないことなどが影響しているそうです。

そして、いじめっ子のほうが性格的な問題を抱えていて、習い事やスポーツなどによるストレスを抱えている事も多いようです。子供は親によく似ているもので、子供が強者、権力者であるように、親もまた強者、権力者であることが多いものです。

PTA会長を引き受けるくらいの、土地の有力者などの子供がいじめっ子張本人・・・という事はよくある話です。このような場合に、親がいじめっ子である事に対して、わが子が【加害者】になる事を恐れて子供を守るという行動に出ると、より一層解決が難しくなる・・・・という事は容易に想像できると思います。

 

保護者もいじめに加担していない?

我が子がいじめられていると、子供から直接聞いた時にどのような反応をするでしょうか?親は常に子供の味方であることはもちろんですが、子供話だけを鵜呑みにして、いじめてくる子供の悪口を言ったりしていないでしょうか?

教師は何をしているんだ!と先生に対しての不満や悪口を子供の前で話してはいないでしょうか?このような状況に置かれた子供は、学校でいじめてきた友達に対しての態度は豹変するでしょうし、教師に対しても態度は悪くなることもあり得ます。

新たないじめの連鎖を生む可能性を持っていて、保護者が間接的にいじめを助長することもあります。このようないじめの連鎖は子供達だけの間に留まらず、大人をも巻き込むことがあるようです。保護者が教師を信頼せず、子供も友達を信頼できないという状態になり、最悪の状況になると学級崩壊が起こってしまいます。

つまり、学級崩壊が起こるにはプロセスがあり、発端は小さないじめから起こっているようです。学級崩壊は、いじめを早い段階で解決できなかった事で連鎖が起こってしまい放置、悪化させてしまった状態です。

 

学級崩壊が起こるパターン

学級崩壊が起こるには、一定のパターンがあるようです。全ての学級崩壊にあてはまるわけではありませんが、一般的なケースです。

①小さないじめが起こる、1対1の些細な喧嘩の延長⇒②数人の仲間が同調、加担し集団化していく⇒③女子は陰湿ないじめ、男子は暴力沙汰になる⇒④いじめの話を子供や保護者の噂話から見聞きし、過剰に反応し保護者達から教師批判が爆発する⇒⑤学級崩壊

1対1の口げんかレベルのいじめから、周囲の子供、大人をどんどん巻き込んでいき、教師いじめに発展するものです。いじめは人類が存在している限り、起こり続け永遠に続く課題のようにも思われます。

大人社会でもこのようないじめの連鎖は起こります。

ちょっとしたトラブルから、味方を付けようとしたり、自分が不利にならないように相手を陥れようとする根性の腐った大人はいくらでもいます。そのようにして周囲を巻き込み、騒ぎ立てるなど、実はどこでも起こり得ますし、実際に遭遇した、巻き込まれたという経験をしているのではないでしょうか。

このような人と人との関係性をみてみると、いかに巻き込まれないか、巻き込まないか?が大切であるという事が分かります。

この点については、こちらの記事も参考になります。

いじめ について、本質を知る!いじめられたらどうすればいい?

 

保護者の私達が心がけるべきこと

保護者にも様々な人がいます。職業や育った環境はもちろん、価値観も幅広いですね。放任主義な親、過干渉な親という極端なタイプ分けもできてしまいます。

少子化で子供が少ない時代だからこそ、大切に育てていきたいと願っているものですが、私の個人的な感想になりますが、【変な親】も多いものです。

近所の人と顔を合わせたくないのでしょうか?あいさつをするのが面倒なのでしょうか?サングラスをかけて行事参加、近所を練り歩く親とか、身勝手に都合を押し付ける親、文句ばかり言っている親など様々ですね。

子は親の鏡と言われていますが、子供をみれば親が分かりますし、親をみれば子供もその通りですね。子供は親が育てたように育つと言われています。

表情や言葉使い、しぐさなどは日常、親を見て育って身に沁みつくもので、学校で公教育でどうこうできることではない・・・というのが基本的な考え方ですね。

親が子供への接し方、関わり方を変えて、子供に対しての気配りをしてあげるだけで、子供は安心して学校生活を送る事ができるようです。

親が今からできる、最低限の事とは?

①子供の身だしなみを整えるようしてあげる

子供のいじめの理由にもなるのが、子供の身だしなみです。不潔、汚い、臭いというキーワードによって、いじめはおこってしまうもので、いつの時代も変わりません。最近の子供は女子だけではなく、男子もお洒落に敏感です。また、豊かになり子供の洋服もお古を着ることは少なくなりました。

だからと言って、いつでも新品の洋服を着せる必要はありませんが、清潔感のある服装、洗濯をした石鹸の臭いがするものを着せて登校させてあげましょう。

もちろん、服装も季節にあった素材など調節してあげることも大切です。

 

②忘れ物、持ち物の確認

前日の準備でもそうですが、朝出かける前にも忘れ物はないか?準備してあるのか?という確認をしてあげるといいですね。朝はどうしても時間に追われていますので、子供もうっかり忘れてしまう事があるものです。朝の見送りもできれば、玄関まで、家の前まで出て【行ってらっしゃい】【行ってきます】のやり取りをしたいものです。

忘れ物をしないようにするのは、本人の自覚も大切ですが、子供の恥は親の恥・・・という認識でいるといいようです。

 

③学校から持ち帰った配布物で、子供と共有

学校から持ち帰った配布物で子供と一緒に、学校の物事について共有すると良いようです。親が学校の事に関心を示してあげるという意味でも、お便りをみながら会話をするのは、意欲も高まるようです。

 

④ノートをみる

小学校に入学したての頃は、わりとマメにチェックしていても、学年が進むにつれて目を通す機会が減る方も多いかもしれません。ノートをみる事は、学校の様子が分かるようです。

字が汚い、らくがきがある、丁寧に書かれている、しっかりと黒板の字を写している・・・など子供の状態を知る事ができるようです。時には、ノートが無くなりそうになっている事もあり、気づいてあげる事もできます。

 

⑤時々、内緒でランドセルを見る

時々ランドセルをこっそりとみてみましょう!こっそり見ると、驚きの状態になっている事もあります。プリントがグイーっと押し込められていたり、想像しているよりも乱れていたりすることもあります。

これはなんなのか?と問い詰めることはせず、遠回しに持ち物について伝えてあげることが理想ですね。

 

家庭円満であれば、子供に問題は起こらない

子供がいじめる、非行に走るという場合、その子自身の学力とは無関係であることが多いようです。成績優秀であったとしても、いじめたり、非行に走る事は起こり得ます。

しかし、いじめる加害者になったり、非行に走る子供の要因には、家庭不和、親の過度な干渉、期待などが影響しているようです。親は常に子供の理解者でいること、おおらかに受け止めることが求められるようです。

1日1回は家族での団らん、食事を

大人の社会の多様化によって、家族が皆一緒に食事をする機会が減っているようです。中には、朝ごはんを食べる時間がないために食べないで登校、遅刻している子もいるようです。

学校教育の場でも食育を重視しているようですが、家庭にまで浸透しにくくなっているのが現状かもしれませんね。しかし、親が意識すれば簡単に子供の食事環境を整えてあげることができます。

また、団らんを大切にして、テレビを消すなどしたいですね。

 

悪口を言わない、夫婦げんかをしない

夫婦でも、親子でも身近な人の悪口を言ったりしないことが大切です。世の中生きていれば、愚痴や不満もこぼしたくなるものですが、子供の前では避けるべきです。

家庭で話す話題はできるだけ、肯定的な話題である事が円満な空気を生み出します。おだやかにニコニコしている親の子供は、いつでも好かれる存在になります。

また、夫婦げんかもしないことです。子供にとって親同士の不和は不安を抱きます。また、大人のケンカの口調は、子供への言葉づかいにも影響します。

 

親も人間関係を広げる、友達を増やす

子供は親の影響を受けるもので、学校で教師が指導しようとも、サポートしようとも手助け程度に過ぎません。子供の前でしてはいけない親の行動については意識する必要があります。

・信号無視やルール違反、マナー違反。

・公共の場でのモラル、振舞い

・携帯電話使用時の声の大きさ

・酒によっての醜態

・ゴミのポイ捨て

・怠け癖、生活態度

など、これらは子供は良く見ているもので、すぐに真似してしまいます。親が社会との関わりでの振舞いによって、真似るものです。親が様々な人間関係の中での振舞い、社交性を示せば子供も自然と身に付きます。

親が様々な人との関わりをもっていれば、様々な情報を得る機会にもなり、身近な社会に触れることで様々な人がいるものだと学ぶ機会になります。

親も共に行動する・・・ということが求められるようです。

 

最後に・・・

いじめは人と人との関わりがあるかぎり、起こると言ってもいいのかもしれません。誰もが安心して学校に通ってほしいものですが、時には自分の子供さえよければそれでいい・・・という身勝手な親が多いもので、そういった乱れた価値観が子供達のいじめを助長している・・・と感じる機会が多くなってきました。

うちはうち、よそはよその考え方も大切ですが、社会参加という意味で、保護者も協調していかなければならないのだと思います。

 

息子の学校で起こっている学級崩壊について追記しました。

厳しい先生と優しい先生どちらがいい?

 

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