銀行を上手に活用するためには、お金の出し入れだけに利用していてはいけません!収入であるお金を預けるだけでなく、預金商品の金利によっては効率的にお金を貯めていくことが可能になります。
そして、銀行の金融商品は預金が基本であり、元本が保証されているという点でも預けたお金が減る事はありません。そのため、安全に収入で得たお金を守る事が出来ると言えます。
銀行の預金でも様々な商品がありますが、一般的な特徴について調べてみました。
銀行の預金商品を知って貯金方法を決める
普通預金
銀行の預金商品では、大きく分けると普通預金と定期預金の2種類です。普通預金はお財布かわりに使える口座で、預入れ、引き出しがいつでも可能な口座です。
給与の振込先や、クレジットカード、公共料金の引き落としなどに使われ、決済機能があるのも特徴です。日頃の生活のお金のやり取りには便利な反面、お金を貯めるとなると金利が低いというデメリットもあります。
定期預金
定期預金は預入はいつでも可能で、引き出しは満期時、決まった預入期間などに限定されます。金利は普通預金よりも高いこともあり、金額が大きい、預金期間が長期になるほど金利が高くなるというメリットがあります。
金利が低いと定期での貯金方法は、メリットも薄れている
少し前までは、普通預金は生活のためのお金、定期預金は貯蓄のためのお金と言うのが一般的でした。しかし、近年は金利が低い状態が続いているため、定期で預金する事が必ずしもメリットとは言えなくなってきているのが現状です。
そのため、預金を安全性で選ぶ定期なのか?若干のリスクがあっても金利を選ぶのか?という目的に応じた選択が必要になります。
預入金額 | 預入期間 | 金利 | 解約など特徴 | |
---|---|---|---|---|
普通預金 | 1円以上 1円単位 | 自由 | 0.020% | ATM[,[窓口での引き出しがいつでも可能 お財布代わりに使えて、自由に預けたり、弾き出したりできる。 給与の振込み、公共料金やクレジットカードの引き落とし決済にも使う事ができます。 |
貯蓄預金 | 1円以上 1円単位 | 自由 | 0.020% | 基準残高を下回った場合に、普通預金レベルの金利になる。 貯蓄分を分けるときに最適。一定の残高がある事で、金利も少し有利。生活費を分ける事ができるので、低木よりも換金しやすいのが特徴。 |
スーパー定期 | 1円以上 1円単位 | 1か月~10年 | 0.025% | 満期前に解約をすると、解約金利が適用される。 定期預金の代表とも言える商品。まとまった資金を預けて満期まで運用する。。満期まで固定で利率が変わらない。手続きをする事で自動で更新できる。 |
期日指定定期 | 1円以上300万円未満 | 1年以上、最長3年 | 0.030% | 1年経過すれば、1か月前の通知で解約する事ができる。 満期を自由に設定できる。長く預けるほど有利。 |
自動積立定期 | 5000円以上(自動振替の場合は1万円以上) | 自由 | 0.025% | 途中で解約する場合は、解約金利が適用される。 月々自動で普通預金から定期を積み立てられる。 |
変動金利定期 | 1円以上 1円単位 | 1年~3年 | 0.035% | 満期前の解約で解約金利が適用される。 半年ごとに金利が変動する定期預金。預入額に応じて金利が決まる。金利が上昇すると固定金利よりも有利になる場合もある。 |
【預金】と【貯金】の違いとは?
ゆうちょ銀行では、預金ではなく貯金という言葉を使用しています。
普通預金⇒通常貯金
定期預金⇒定期貯金
となっていて、基本的には意味は同じです。
定期預金は目的にあわせて選ぶ
定期預金をするとき、普通預金では使ってしまうのでキープする、少しでも利息も得て貯蓄額を増やしていきたいという2つの目的が一般的です。
そこで、利息を得るためには金利が高い定期預金を選択する必要がありますが、普通預金と定期預金の金利差があまりなくなってきています。そこで、様々な銀行を比較してみると、ネット銀行がやや金利が有利な傾向があります。とは言っても、有利であるだけでまだまだ金利は低いというのが率直な感想です。
低金利が固定化されないためにも、定期での預け入れ期間は1年~5年など短めにするのがベスト。
現在の銀行の定期預金では、金利は1%以下がほとんど。これをみるとまとまったお金を預けても劇的に増やす事は困難です。最近は利回りの良い投信積立てでお金を増やす人も。
お金について真剣に向き合わないと、今後の貯蓄額に大きな差が生まれそうです。
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