石鹸はいつごろ発見され、使われ始めたのか?その前は衣類のお洗濯はどうしていた?

更新日:

今では全自動洗濯機で洗剤を入れればお洗濯も楽々ですね。洗濯物を手洗い・・・となったらかなりな重労働ですよね。冬物、冬の寒い時期の手洗い洗濯・・・考えるだけでもやりたくない家事の一つとなりそうです。

昔は石鹸と洗濯板で・・・というイメージがありますが、石鹸さえもなかった時代はどのように衣類を洗濯していたのでしょうか?とちょっと疑問に思いましたので、お遊び気分で調べてみました。

 

石鹸は5000年も前から使われていた!

石鹸はメソポタミア文明を築いたシュメール族が、羊毛を糸に加工している過程で羊毛についている脂を落とすために石鹸が使われていたそうです。

5000年も前には石鹸が使われていたという記述が残っているそうです。古代ローマ時代の初期頃の風習で、いけにえの羊を焼いて神に供える際に、したたり落ちた脂と木炭(アルカリ分)の混ざったものを石鹸として使用していたようで、実際に記録が残っているとか。

石鹸を製造していた・・というよりは原始的であり、あるものを使っていたという感じでしょうか?

 

 

オリーブオイルを原料にした石鹸はいつから使われている?

石鹸はヨーロッパの手工業で生産されるようになったようで、それは12世紀の頃。フランス、イタリアなどでは原料として、木炭の代わりに海藻類、油脂をオリーブオイルにしていました。

海藻類はヒジキやワカメといった日本人にもなじみ深いものです。そして、これらの原料で作られた石鹸をマルセイユ石鹸と呼ばれたそうですね。マルセイユ石鹸・・・って手作り石鹸のレシピブックなどでもよく耳にしますね。

オリーブを原料にした石鹸の記事はこちら

アレッポの石鹸って何?実際に購入してみました。

【シャボン】と呼ばれるようになったのは?

石鹸は日本にも渡ってきて、今の私達の生活に馴染んでいます。日本に渡来したのは室町時代(1543年頃)のようです。ポルトガルのキリスト教宣教師たちが持ち込んだ舶来品だったそうですね。

当時石鹸はポルトガル語で【サボン】と言われていましたが、日本に伝わった際に【シャボン】に変化したそうです。実際にシャボンという名称で販売されている石鹸もありますし、シャボン玉など今でも言葉は浸透しています。

当時は舶来品だったという事ですから、一般庶民が使えるような身近な物ではなかったかもしれませんね。

 

日本で一般的に石鹸が使われるようになったのはいつ?

日本では明治時代から一般庶民が石鹸を使うようになったようです。1873年頃で、現在の横浜市磯子区で製造所が創設されて、製造販売されるようになったようです。

当時からすでにハチミツ石鹸、グリセリン石鹸など多種多様に製造されていて、箱入りのパッケージで販売されていたようです。次第に東京でも製造販売元が増えてきて、日本の衛生面向上に大きく役立ったのですね。

日用雑貨でしかない、洗浄するための石鹸でも化粧箱に入れて販売するところが、日本人らしいですよね。

戦後には、アメリカから輸入された原料で、合成洗剤が多く製造されるようになりました。洗浄力の高さをアピールする商品が各メーカーから多種多様に製造販売されるようになり、現在もストアにはたくさん並んでいます。

 

石鹸が使用されるまでは、何で衣類を洗濯していたのでしょう?

私も今でも疑問に思っていたことです。今は全自動洗濯機で洗剤を入れれば簡単にお洗濯ができてしまうわけです。しかし、昔は洗濯板と石鹸で手洗いしていたのだよ!と言われますが、石鹸が無い時代はどうしていたのだろう?と不思議になりますね。

原始的なお洗濯の方法として、手もみ洗い、振り洗い、足踏み洗い、板もみ洗い(板の間にはさんで洗う)、振り付け洗い(木や石を使って洗う)などの方法があります。

昔話で良く聞かれる【おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・】というように、衣類の洗濯は近くの川、沼のほとりなどで行われていたわけですね。

今の私にはこんな生活想像できないけれど、現代でも洗濯機や水道が普及していない国々では、この洗濯方法ですね。臭いとか残りそうだな・・・と思ってしまいます。

 

洗剤は、天然のもの?

石鹸が無い時代のお洗濯方法では、汚れを溶かし込んでくれる水の性質を利用した物理的な力によるものです。天然の洗剤として利用されてきたのは、【灰汁】のようです。

【灰汁】はアルカリ性で、アルカリ性は汚れを分解してくれる力を持っています。平安時代に使われていたのは、灰汁や米のとぎ汁、白あすきやサイカチの実などが活用されていたようですね。

日本の最初の石鹸製造でも灰を使い、後に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使用するようになったようです。現在でも有名メーカーとなっていますが、花王石鹸(花王)、ライオン石鹸(ライオン)、牛乳石鹸などによって広く普及したのですね。石鹸の普及とともに洗濯板やたらいといった道具類も日用品として定番となったようです。

 

洗濯機が発売されたのは・・・

洗濯機が発売されたのは1953年の頃。洗濯機は今ではなくてはならない家電の一つですが、それまでは石鹸、洗濯板、たらいの3つの道具が必需品だったのですね。

 

息子の帽子や給食用マスク、手袋などは石鹸で手洗いしています。洗濯機で洗うと形が崩れそうなもの、衛生面が気になる物、縮んでしまいそうなものは手洗いしている家庭も多いと思います。

石鹸は泡切れもいいですし、環境にも優しい。できれば石鹸で洗濯をしたいところですが、実は経済的・・・とも言い難いのですよね。合成洗剤のほうが手軽で安い・・・というのも現実です。それは、需要と供給の関係もあるでしょうし、ドラム式洗濯機などは専用の洗剤が必要になるでしょう?

機器を使用するための安心できる洗剤を使わなければならない。環境のための洗剤ではない・・ということでしょうかね。

 

DSC_0069

※画像は最近の手作り石鹸です!いちごみるく、グレープのような色合い。

手作り石鹸が気になる!という方はこちらの記事もどうぞ!

子供の自由研究にも使える手作り石鹸の作り方!

-石鹸

Copyright© My mind home , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.