幼児、児童の時期に特定のスポーツを習わせることはいい?逆効果?

更新日:

DSC_0325

習い事も多種多様になっていて様々な親の思いもあり、幼少の頃から習い事をするのは珍しくなくなりました。保育園、幼稚園などでも走ったり、鉄棒をしたり、ブランコをしたり、ジャンプ、縄跳び、マット運動など様々な遊びや運動で体を動かす機会があります。

成長期に運動をする事はとても大切な事で、子供にとって効果のある運動・・・成長に合わせた運動と言ったらよいでしょうか?そういったものは教育現場での指導要領などでも一定の指針があると思います。

そんな中、人気の習い事ではスイミング、サッカー教室などがありますね。私が子供の頃はプロサッカーなどはありませんでしたが、今では各地方にサッカーチームがあり身近なスポーツになりました。そして、習い事の送り迎えをサポートして、バスで送迎してくれるという点で、スイミング、サッカー教室は保護者にとって人気の高い習い事の一つとなっています。

そして、習い事のお教室も出来る限り生徒を集めたいものですから、低年齢でスタートするほど月謝がお得だったり、サービスを付ける事で入り口を広げていますね。

様々な習い事で低年齢化していますね。

幼児期に英語を習い始めるのは適切?バイリンガルになるには?

 

特定のスポーツをスタートする必要性

習い事をさせる理由の一つとして、何か特技となるようなもの、子供の持っている才能伸ばしたい・・・という事があると思います。幼少から誰よりも秀でるにはスタートラインは早めがいい・・・と思いがちです。

しかし、スポーツに限っては特定のスポーツを習わせることは、運動能力の低下につながる可能性もあり、将来そのスポーツが嫌いになる可能性もあるそうです。

幼稚園、小学校低学年までは遊びの中での運動で筋肉、反射神経を鍛えてバランス感覚を養うのが良いそうです。

 

幼少期に身につけたい基本動作

幼少期に遊びの中で身につけられる基本動作があるそうです。下記が一覧にしたものです。

重心移動の動作平衡の動作操作系動作①操作系動作②
歩く起きる持つ積む
走る立つ渡す支える
滑る回る倒す掘る
垂直に飛ぶ組む押す振る
跳ねるぶら下がる押さえる投げる
這う渡る運ぶ打つ
登る乗るつかむ蹴る
泳ぐ浮く漕ぐ引く
潜る逆立ちする当てる取る

幼児期から小学校低学年までの基本動作は子供達の遊びの中で生まれ、子供達が夢中になる事で身につけられる動作だそうです。

砂遊びをすれば砂を掘り、縄跳びでは跳ねます。サッカーをすればボールを蹴り、おにごっこをすれば走ります。このような動作は、遊びに夢中になっていて自然と出来るようになるもので、習い事のように能力を伸ばす、体力を付けようと子供自身が思って身に着けているものではありません。

子供達が遊んでいる様子を見ると、面白くて、友達より上手になりたいという感じで夢中になってやるし、遊びは同じことをしていれば飽きるので、様々な遊びに移り、動作も変動していきますね。

 

習い事は一定の動きの繰り返しである

ところが特定のスポーツを習うようになると、一定の動作を繰り返す事になります。全身の中の一部の動作に集中してしまうと言う事です。全身を動かしていても、サッカーでは登る、泳ぐの動作はありません。スイミングなどの場合でも、登る、蹴るなどの動作はありません。

習い事をして、さらに外遊びなどを一通りしているならば良いですが、今、公園で元気に遊んでいる子供の姿は、あまり見られなうなりました。近くに遊ぶ場所がない、遊ぶ相手がいないなどの理由で習い事以外では体を動かして遊んでいない・・・と言う子供がとても多いのだそうです。

 

小学校4年生頃までは、特定のスポーツ、種目を決めない

オリンピックなどで活躍した選手などでも、そのスポーツしか体験していない・・という選手はわずかで、ほとんどが様々なスポーツを体験してきているそうです。

それは習い事などで体験しているのではなく、外遊びなどで養われた運動神経である事が多いようです。だからと言って習い事を否定しているわけではなく、習い事をして体験しつつお友達との外遊びもたっぷりさせてあげる。そのような感じで高学年まで進んだとき、子供自身が中学、高校へと進む際に選択していくことが理想的なようです。

もちろん、この時に1つに絞り他を排除するのではなく、楽しめる環境も残しつつ段階を踏んで行けば、好きなスポーツをマイペースに続ける事が可能になるようです。

 

マイペースで一生続ける・・・とは難しい事?

好きなスポーツをマイペースで続けていく・・・大人になった自分でも難しいと感じますから、子供にとっても同様です。運動は得意不得意に2分されやすいですよね。

私などは高学年になったら球技が苦手で体育の授業も大嫌いになりました。一旦苦手な気持ちを持ってしまったので、運動部に入る事も無かったです。こういう感じで一切運動をしなくなる子は多いのではないでしょうか。もちろん、大人になって私はスポーツをしていません。

息子も野球をやりたい・・と言っていますが・・・。

運動はどうしても体格が大きめである早熟な子が活躍しやすいものです。チームの試合でレギュラーになる子、レギュラーになれない子という壁が、小学校5,6年生頃にはやってきます。

幼少の頃からスタートした場合には、長い期間やってきたスポーツであればあるほど、その壁にぶつかった時の挫折感は大きいとか。

だからと言って、レギュラーを獲得したとしても練習はさらに厳しくなったり、過酷な競争にさらされることも多いです。成長期に練習で体を壊してしまって脱落してしまう子供ももちろん多いものですね。

そのために、幼少の頃から特定のスポーツを始めた子供は、20代、30代では全くスポーツをしなくなる事が多いそうです。逆に小学生の頃には思いっきり遊んで過ごし、中学、高校と特定のスポーツを始めた子は、大人になってもマイペースに運動を楽しんでいるそうです。

 

スポーツ先進国ドイツ

日本でもスポーツ少年団と言う形で地域のボランテイア、保護者達によるサポートで運営されている野球チーム、サッカーチームがあります。ドイツでももちろんこういった取組みがあるようですが、特定のスポーツだけではないそうです。

スポーツユーゲントと言われる団体があり、団体によって種目の数や種目が異なるものの必ずいくつかの種目が用意されているそうです。会費を払えばその中の好きな種目にいつでも参加できるという仕組みで、子供が興味のあるクラスに参加できるのだそうです。

このように多種目のスポーツを体験させていきたい!という動きは先進国を中心に世界でも広がりつつあるようです。こういった仕組みは運動が好き、嫌い、得意、不得意に関係無く楽しみながら参加できる点はメリットと言えるのではないでしょうか。

日本では子供の頃からサッカー、野球で全国大会に向けて勝ち負けを争って練習をしていますが、アメリカなどでも地域のブロックごとに試合をしたりしていましたが、一切やめているそうです。つまり、日本はまだまだ遅れていると言ってもいいようですね。

 

子供の頃にいかに多くのスポーツを体験できるか?楽しいか?と言う事がとても大切で、子供の経験や好き嫌いで子供自身が自分で選択していく事が出来るのが理想的ですね。

 

習い事でお金を払ってお任せしようと思ってはいけない

習い事を指導してくれる人はその道のプロですが、小学生低学年くらいまででしたら親でも一緒にやって、教えるたり体験させることが出来るはず。

習い事をいくつもやっていたらお金もかかりますからね。運動能力を伸ばしたい・・・と思ったときには、親も覚悟を決めて一緒に遊びに付き合う事がベストかもしれませんね。

 

習い事を続けさせたい!辞めたいと言われたら?next001

-習い事

Copyright© My mind home , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.